逆食の症状

逆食とは、正確には逆流性食道炎と言って、胃酸や十二指腸液が、食道に逆流する事により、食道が炎症を起こす病気(予防することで発症や再発を防げることもあるようです)のことを言います。

逆食が起こる直接の原因として、胃と食道の間に存在している括約筋がゆるくなったり、外れてしまうことです。

括約筋とは、横隔膜とともに胃のふたのような役割をしている筋肉で、嚥下時には開いて食べ物を通過させ、そうでない時は食べたものが逆流しないよう閉まっています。この括約筋がしっかりと閉まらなかったり、外れることで胃酸の逆流が起こるのです。

胃酸は塩酸が主成分で、肉をドロドロにしてしまうほどの強い消化力を持っており、この強い胃酸が食道に逆流する事で、さまざまな症状(時には説明が難しいですが、できるだけ伝えるようにがんねってみるといいかもしれません)が起こります。

逆食の症状として代表的なものが胸やけです。胃酸によっては食道が炎症(何らかの原因により、免疫応答が働いて起こる症状のことをいいます)を起こしていることから起こるもので、胸やけが続くほど食道の炎症(炎症の症状として考えられるものに、熱感、腫脹、疼痛、発赤があり、炎症の四徴候と呼ねれています)が進んでいるといえますね。

ほかに、ゲップやのどの痛み、胸の痛み、腹部の膨張感、吐き気、嘔吐等の症状もあるそうです。

逆食では、これらの症状が重なって現れることも多く、特に吐き気や嘔吐が現れるような場合は、逆食の症状がすすんでいると考えたほうが良いでしょう。

逆食による胸やけや痛み、吐き気などの症状は、食べたいものが食べられない、夜ぐっすり眠れない、毎日気分がさえないなど、日常生活に支障をきたすようになり、放置しておくと食道がんに至ることも。

逆食かなと感じた際には、症状を慢性化させないよう、早急に対処するようにした方がいいです。
猫アレルギー

逆流性食道炎の症状は以下の通りでしょう。

・胸やけ
・呑酸
・胸の痛み
・咳、ぜんそく
・のどの違和感
・声がかれる

胸(自分よりも実力やキャリアがある人と仕事をする時に、「借りる」なんてよくいいますよね)やけと呑酸は逆流性食道炎の代表的な症状です。呑酸とは胃の中にある酸っぱいものが口まで上がってくることをいいます。この呑酸の症状が酷い場合、吐き気を伴うことがあります。

狭心症によく似た胸(女性はバストの大きさが気になり、男性は筋肉の付き具合が気になることも多いでしょう)の痛みを感じるのも逆流性食道炎の特徴になります。狭心症かもしれないと思って病院に行くと逆流性食道炎だったというパターンもあります。

胃液がのどを刺激してしまうため、咳やぜんそくなどを引き起こしたり、のどの違和感や声がれなどをもたらすケースもあるでしょう。どれか1つの症状だけ現われると言うより、複数の症状が併発することの方が多いです。

症状は個人差があるので、軽い場合は気付かないこともあるかもしれませんね。その為に、調子がおかしいと思ってもそのまま生活をしている人も多いというのが現状になんです。しかし、とはいえそのまま放置してしまうと悪化する危険があるので、早めに対処された方がいいかもしれません。